Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

変わってなくて 2022/02/16

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ここのところ学校の課題などが何かと忙しく、心身共になかなかシビアな日々を送っておりました。
皆さんも経験があるかもしれませんが、特別強い負荷がかかると逃げたがる本能があるようで、頑張ろうとするほど眠くなります。
かといってやらなくてはというプレッシャーはかかり続けるため、結果変な時間に寝て変な時間に起きる謎のルーティンができます。
そして去年はもう少し踏ん張れたのにな…と自分の衰えを感じて凹みます。
そして負荷が軽減されてくると、何の反動かやたら元気になり、ひたすら起き続けた後眠り続けます。
この流れで自分の体調は回復するのですが、冷静に文字にしてみると結構荒れてるなと思います…。
健康的な生活に戻していこうと感じました。
琴音です。

先日、ずっとお世話になっている先輩アーティストさん方とリモート飲み会をしました。

何だかんだ3、4年くらいはまともにお話しできていなかったので、それはそれは感慨深いものがありました。

他愛のない笑い話から真面目な話まで、色々なことを話す中で「変わってなくて安心した」という言葉に少しはっとしました。

長く関わりのある方々からたまに頂く言葉ですが、なんというか、一瞬後ろめたい気持ちになりました。

その先輩方とよくご一緒させて頂いていた当時と比べ、自分の変わってしまった部分をよく自覚しているからです。

変わってしまった、というのは勿論悪い意味でです。

色々な場所で色々な人と関わり、良い効果もあった一方で、昔よりさらに人を信じにくくなり、卑屈になり、持ち合わせていた素直さや純粋さの多くが削れてしまいました。

これも大人になるということなのかもしれませんが、変わりたくない部分ばかり変わった事実は自分にとって悩みのひとつでした。

だからこそ「変わってなくて」という言葉には、落ち込む一方で安心する複雑な感情を度々抱いていました。

ですが、どういう訳かそのリモート飲み会の時はもう少し先の思考に至りました。
それなりに長い時間お話ししましたが、その間自分が特別いい子ぶっていたわけではなかったからです。

その時、いつだったか他の先輩方から同じことを言って頂けた時も、よくよく考えれば特に綺麗に話そうとしていたわけではなかったなと気づきました。

そしてこの人達の前では当時の、変わらない自分に戻って話すことができるんだと分かりました。

自分がその先輩方に対して信頼やリスペクトをしっかり持っているから、というだけではなく、その先輩方も信頼やリスペクトを置ける人であり続けているからなのだと思います。

話す言葉がすっと馴染み、その言葉に深みと重みがあり、気遣いや優しさもありつつ今より少し広い視野を持たせられる。

誰にでもできることではないと思います。

リモート飲み会が終わっても残る柔らかい余韻と安心感に気合いが入りました。

気にかけてくださる人がいるというのは本当に心強いものです。

分かりきったことですが、今回身をもって改めて実感しました。

自分は今まで知り合ってきた方々から見れば後輩的な立場である場合が多いですが、今は自分自身にも時々連絡をくれ意見を求めてくれる後輩がいます。

自分がして頂けたことの感謝を先輩方に伝えられているのか、後輩に同じようなことが出来ているのかと迷いますが、その迷いすら実は当たり前に感じられるものではない、温かいものなんだと感じます。

少し散らかった文になってしまいましたが、最近起こった自分の感動が少しでも伝われば幸いです。

大切な人達をもっと大事にしようと感じた一日でした。


はいっ!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。