Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

シャンプーを変えた話 2022/09/07

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
先日、少し遅めの時間帯まで野暮用がありました。
そして何やかんやあって用事を終えた帰り道、開けた場所の端っこで高校生らしき制服の数人がたむろしているのを発見しました。
こういうのを若気の至りというのか…と学生達を横目に通り過ぎながら、地元のライブハウスに入り浸っていた高校時代を思い出しました。
そして、彼らにもこうしてついつい黄昏れてしまう時がいつか来るのかなと感じ入っていると、少し歩いた先にまたしゃがみこんでいる人がおりました。
若気の至りその2かと目を凝らしてみると、今度は成人男性が1人休憩している最中でした。
そして傍らには今やお馴染みの四角いリュックサック。彼は某〇berEATSの方のようでした。
先程の学生達とはうってかわりその表情には一日の疲れが滲み出ていて、今にも寝落ちしてしまいそうでした。
ただ隅っこに座り込んでいる人と言えど、その様子は天と地程の差が見て取れました。
何だか空しいような切ないような気持ちになった帰り道。
少しずつ苦労を重ねることもまた、大人になるということなのかもしれませんね。
琴音です。


さて、最近はやたら考えることが多かったので今回は日常の何気ない一コマをまったり書いていきたいと思います。

日頃ロングヘアをたなびかせている私。

有難いことに髪質を褒めていただいたり、シャンプーは何を使っているのかという質問を頂いたりということが未だ時々あります。

しかしその実髪質はほとんどが強靭な遺伝パワーによるものなため、そこから特別良い物を使っているとか何の商品がいいといった話の広げ方は全くできません。

故にほぼ初対面でそんな話を振られた時は悲惨です。

話しかけてくれた誰かの個性的な情報を求める眼差しに何度申し訳なくなったか知れません。

加えて基本1度決めたらあまり変えたくないという性格なのもあり、尚更自分の中ではこれというものが固まっておりました。

そんな私にも、ついに別のシャンプーを使ってみる機会がやってきました。

きっかけは親の仕送りです。

時々お菓子やら洗剤やらギター弦やらと何かしらを送ってくれるのですが、ある日見慣れないパッケージがいくつか入っておりました。

表面には◯OTANISTと書かれており、シンプルお洒落な見た目に少々気負いました。

丁度前の洗剤が切れかけていたのでさっそく使ってみたところ、思いのほか泡立ち方がモコモコでこんなに泡立つものなのかと面白さを感じました。

また香りについてはどこか実家が思い出される懐かしさがあり、瞬時に郷愁の念に駆られました。

東京で1人入る風呂場、ふと目に浮かぶ故郷。

その哀愁にホロりと涙が……零れたらいいシーンでした。(零れないんかい)

よくよく観察すれば違いがより分かるのかもしれませんが、まあ元々美容には疎いしということで勝手に始めた比較は早々に終了しました。

お風呂上がりは特に香りの懐かしさが印象に残っており、やはり嗅覚は人の記憶と直結していると再確認しました。

内心長年ずっと使い続けてきたシャンプーを変えるというのは少々抵抗もありましたが、いざやってみればなかなか良いなと思えました。

以前にもちょっとした1人旅(?)で感じたことですが、何でも気になったらやってみるものですね。

そして今回のように周りの誰かから与えられた機会については尚更に、食わず嫌いせず1回やってみるという精神が大切だなと感じました。

P.S.
この精神が加速し数日後に辛みのあるラーメンを食べてみるのですが、こちらの方は散々で昇天しそうになりました。慣れないことを勢いだけでやろうとするのはあまりオススメしません。

無理せず適度に前向きに、色々やれたらいいなと思うこの頃です。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。