Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

友人とライブに行った話 2022/06/29

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私はというと、茹だるような暑さと湿度に朦朧とする日々を送っております。
加えて日中が眩しすぎるこの季節。
涼しくて暗めな室内が好みの自分にはあまりに辛く、買い物などちょっとした用事で外に出るのも渋ってしまいます。
この過酷な外出を少しでも楽にすべく、最近は日傘を使い日陰をなるべく通るか、日が沈んでから出かけるようにしています。
皆さんも熱中症にはお気をつけください。
琴音です。


先日、友人とライブを見に行きました。

どうやら知り合いのいるバンドが出演するようでした。

友人に案内されながらライブハウスに入ってみると、嗅ぎ覚えのある独特な室内の匂いがしました。

地元でお世話になっていたライブハウスと同じ匂いでした。

会場の広さや雰囲気、機材の配置なども何となく似ていて、しばらく行っていないな…と懐かしい気分になりました。

ライブが始まると、自分と数歳程しか違わないであろう(多分)若いバンドマンの方々が激しいロックを演奏していました。

最終的に4組程のバンドが出演していましたが、お客さんも若い方ばかりで終始ノリノリな会場でした。

爆音に飲まれつつ、郷愁の念を抱きつつ、一緒に音楽が出来る仲間は羨ましいものだなと数年前のことを思い出していました。

実はまだ地元にいた頃、自分もバンドを組んだことがあります。

以前ブログで書いたことがあるので、もしかしたら覚えている方もいらっしゃるかもしれません。

ひょんなことからジャズカフェで出会った方々と、とあるイベントに出るべく即席で組んだバンドでした。

バンド名が決まってわくわくしたり、自分がメンバーで大丈夫なのかと落ち込んだり、スタジオでリハーサルをしながらお話をしたりと、新しい体験を沢山しました。

ライブ本番中はバンドメンバー全員が注目されますし、ちょっとしたミスをしても音楽が止まらないように誰かがカバーしたり、ライブトークも皆でできる面白みがあったりという1人では経験できないことを多く知りました。

短い時間の中で得た経験ですが、メンバーとの出会いや思い出は未だに有難く思えます。

そんなことを考えながら目の前でライブをしている人達を眺め、自分達はそれぞれの学校学年の違いや忙しさから自然消滅してしまったなと思い返しました。

そう考えると、出会いの縁だけでなくバンドを続けているということ自体もとても素晴らしいなと感じます。


今、ソロとして活動している自分にもライブをする時に演奏をしてくださるバンドメンバーの方々がいます。

皆さん素敵な方々ですし、プロの演奏でライブのクオリティは上がり、安定感や安心感があります。

ただ、やはりその場限りなので、ツアーやイベントごとにメンバーは変化します。

またメンバーの皆さんの立ち位置としては黒子のような、補佐役のような立ち回りなので体感的な違いもあります。

一人で活動する身軽さを思えば、バンドが羨ましいと感じるのはないものねだりなのかもしれません。

バンドを組めばそれはそれで、活動を続けるうちにぶつかったりすることはありますからソロにはない苦労や不満があると思います。

ですが複数で組んで音楽活動をしている人達を見るといつも同じように羨んでしまいます。

自分自身誰とでもすぐに打ち解けられるような性格ではないので、本質的には、同じ志を持つ人と音楽をしているという部分に憧れがあるのかもしれません。

ライブ終了後、そういえば考え事ばかりで直立不動のままイベントを終えてしまったなと思う帰り道。

前にいたお客さんで見えていなかったことを祈りつつ、いつかまた自分もかつてのメンバーと演奏できる時が来たらいいな…と思うこの頃でした。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。