Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

ダイエットし〇じり先生 2024/07/10

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
うだるような暑さが続いているこの頃、私はというとやっと左足の水膨れとお別れすることができました。
最初の頃はいつ割れるかとヒヤヒヤして厄介だったのですが、気づけば縮んで平たくなり、最後治った頃にはどこかもの寂しいものでした。
嫌よ嫌よも好きのうちとはいいますが、水膨れにもこの言葉は適用されるようです。
琴音です。


※ここからの本編は減量期直後に書いたものになります。
ところどころ時間に歪みがございますが、ご了承ください。
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さて、今回のテーマは「ダイエット」です。

先日Xでも少々呟いていたのですが、実は私、最近まで人生2度目のダイエットに励んでおりました。

その際1度目のことも色々と思い出していたのですが、実は私、減量について知識が無さすぎたあまり数々のしくじりを犯しておりました。

今まであまり明言しておりませんでしたが、今回は皆さんが間違っても同じ轍を踏むことがないよう、私のとんでも失敗談を暴露していきたいと思います。


事の発端は専門学校2年生のこと。

元より2年制の学校だった為、最終学年となった私の日々は前年と比べ格段にハードになりました。

毎日のように各授業から出る課題と、なんだかんだ納得しないと気が済まない私の性格は相性最悪でした。

やれどやれど時間が足りず、徹夜と不規則な生活を繰り返すことでなんとか凌いでいたのです。

恐らく今の私では1日徹夜をするだけでも限界でしょうが、当時は翌日の空いた時間に数時間寝れば復活できる体力がありました。

そしてその体力の源こそが、大量の食事でした。

徹夜で課題をこなしていると徐々に集中力や気力が無くなっていくのですが、私は常に何かを食べエネルギーを送り続けることでそれを帳消しにしていました。

本来であれば、ある程度のところで人目を気にして多少自制心が働く場合もあるのでしょう。

ですが自身の外見や体調に人一倍無頓着だった私は、目的のためならとなんの抵抗も無く(なんならむしろ積極的に)不規則な生活と食事を続けていました。

しかし、それらは課題が区切りを迎えた翌年の2月頃に猛威をふるいました。

あとは卒業を待つのみ!
と我に帰った私は、突如油でできた着ぐるみを着ているような強い不快感と自重を感じたのです。

最初こそ頑張った分が少し身体に出たのだと、どこか誇らしい気持ちでおりました。

しかしその後、友人に誘われ片道2時間かけて行ったお出かけをわずか3時間足らずで退散する羽目になったことで異変を感じ始めます。

以前と比べ疲れやすさや足腰などへの負担が急激に増加していたのです。

流石にこれはと恐る恐る体重計に乗ってみると、数値は爆上がりしており過去最高の値に。

こんな友人と出かけることすら難しい状態で今後まともにライブやレコーディングができるのか…。

そう思った時やっと危機感を抱き、本気のダイエットを決意しました。

またどうせなら目標は高く持つべしと、今とほぼ同じ身長で1番軽かった中2の頃(約-6kg)を目指すことにしました。

これで気合いは十分。

しかし私は決意して早々にとんでもない勘違いをしてしまいます。

ネットでチラッと目にしたロカボダイエットという方法を曲解し、ほぼ何も食べていないのと同義になるような過剰な食事制限をしてしまいました。

勿論カロリーも栄養も著しく不足したことや、今までの生活とのギャップですぐさま飢餓状態になりました。

ものの数日で、立ち上がる度にめまいが起きてふらついたり、壁にぶつかることが増えました。

日が経つごとに状況は悪化していきます。

さらに数日経つと、絶え間ない眠さで1日のほとんどを寝て過ごすようになり、起きても食事の直後以外は頭が働かず些細な考え事すらできなくなっていきました。

そして1週間も経つ頃には、めまいが更に酷くなり、立つたびに目の前がモヤで見えなくなるため部屋からトイレへ行くのもままならなくなりました。

こうして書いてみると、何故これを良しとしていたのか謎ですが、とにかく成果を出したい一心で(実際体重は減っていたので)突っ走ってしまったのと、減量は辛くて当たり前という前提がまともに働かない頭を占めていたのだと思います。

結局、私は歪んだ根性と突っ走り精神でこれを数週間続けてしまいます。

そんな折、たまたま家に遊びに来た友人により転機が訪れました。

部屋で夕飯をどうするか話していた時のこと。

私はベッドで横になりながら話していたのですが、突然頭痛がするほど強い眠気とだるさに襲われました。

同時に「何食べたい?」「どこ行く?」という友人の声が段々と理解できなくなり、上手く反応ができなくなっていきました。

返事が無いのを疑問に思ったのか、「早く起きて行こうよ!」と私の足や肩を揺すり出す友人。

それが上手いこと刺激になったのか、つかの間友人の言葉がスっと入ってきました。

再度意識が遠のいていく中、「力が入らない、起こしてほしい」と呟くと、友人は私を力いっぱい引っ張り起こし、そのまま私を引きずるようにしてどこかへ歩きだしました。

道中引きずられながら少し頭が冴えた私は、友人にダイエットを始める前後について話しました。

友人は私の顔色や様子がおかしいと感じていたらしく、私を回転寿司屋まで連れて行ってくれました。

勧められるままに一口お寿司を食べてみると、薄暗くボヤけていた視界が急にクリアで鮮やかな景色になりました。

数分経つと頭痛や倦怠感も消え、身体に血が通っている感覚と頭の回転する感覚が湧き出しました。

元気を取り戻した私に安心した友人は、「もっと無理のないやり方を模索するべき」と至極真っ当な助言をしてくれました。

今思えば愚かですが、この時初めて自分のやっていた方法は間違えていたのかと気づきました。

その日から私は、体重を落とすためではなく健康になるためのダイエットをしようと思い直します。

改めて色々と調べ直し、ずっと続けられる方法を模索した結果、その後長くつづけていくことになる様々な方法に巡り会いました。

16時間ダイエットと1日1食生活を併用し、自身の改善点として1日2L水を飲む習慣や食べ物をよく噛む習慣をつけました。

You〇ubeで動画を漁り、おすすめのカロリー計算アプリを入れてみたり父が送ってくれたもち麦を使ってみたりもしました。

字面だと色々やることがあるように見えますが、一日の中で少しずつやると日々の心がけ程度の感覚になります。

なにより少し前まで限界状態だった反動で、普通量のご飯を食べられる毎日がとても幸せに感じられたのです。

これならいつまででも続けられる…。

調子付いた私は、ここから約3~4ヶ月で9キロ以上の減量に成功しました。

限界状態の時期と合わせると、計10キロの減量を達成したことになります。

苦しみながら落とした1kgに対し、簡単に落ちたのが9kgとは皮肉なものです。

ですがお陰で目標だった値を大幅に超えることができ、何時間歩いても痛みや疲れに悩まされない身体が手に入りました。

一時はハプニングもありましたが、今となっては笑い話です。

あの時私を止めてくれた友人は、ある意味命の恩人かもしれません。


…と良い風に終われそうですが、余談を話すとこれもやはり完璧なやり方ではありませんでした。

食事量に対し消化機能が上がったのは良かったのですが、食生活のみの方法だったため脂肪だけではなく筋肉まで分解されるようになってしまったのです。

当時筋トレも同時に行っていれば良かったのですが…気づいた頃には筋肉もかなり減ってしまい、自律神経や馬力に多大な悪影響を及ぼしてしまいました。

あれからしばらく経ち現在、未だに当時得た悪影響を時々回収しながら、日々を過ごしています。

またその時の反省を経て、先日まで行っていた2度目のダイエットでは、従来の方法に筋トレを多く加えて実践してみました。

盛大に転び続けてきた減量経験でしたが、おそらく今回こそちゃんとしたダイエットをできたと思います。


皆さんももし減量したいという場合は、どうぞ自分に合ったやり方でご無理なさらず。

目的に熱中しすぎないようご注意ください。

まあそもそも痩せたところであらゆることが上手くいく訳でもないので、食べる時は普通に食べればいいと思います。

そして私のとんでもない時期に、音楽活動が空白状態になっていたこと。

当時は恨めしい気持ちもありましたが、今は不安定な姿をお客さんに見せなくて良かったのかもとどこかホッとしています。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!