Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

またもや小話大放出 2023/11/08

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
秋の割になんだか暑い気がするこの頃。
特に夜は大変蒸し暑く、ついに冬眠させていた冷房を発動させてしまいました。
少し寒くなったあたりで毛布も出していたのですが、この頃は暑くて寝苦しいのでお腹だけにかけて眠っています。
寒いのが得意な訳ではありませんが、年末まで残り2ヶ月を切っている今。
大晦日に美味しいみかんが食べられるよう、もう少し季節の移ろいを早めてもらいたいものです。
琴音です。


さて、以前から時々やっている小話大放出回。

ブログ冒頭の小話が消化しきれないほど溜まってきた時に、本文も巻き込んで一気に放出するという超まったりとした回です。

ここ数日で小話が急に沢山生まれ出てきたため、そして気づけば大放出回を半年以上していなかったため、今回書き留めていきたいと思います。


その1、電車の軋む音

⇒日頃引きこもりゆえか、外出時はやたら気が張ってしまう私。

緊張感を緩和すべく、歩道や電車内などはもっぱらイヤホンをつけてすごしています。

とはいえ、移動で聞こえてくる些細な音もインプットの1つ。

という訳で、時には意を決してイヤホン無しで外出してみたりします。

先日も久しぶりにイヤホンを取って電車に乗っていたのですが、その際ある発見をしました。

今の時期、減速した時や急行との待ち合わせで止まっている時などは電車がよく軋みます。

車内が揺れる度、なんだか苦しそうに鳴る音。

ですがよくよく聞き続けると、ある動物の鳴き声に似ていると気づきました。

そう、オットセイです。

オォーゥオォーゥ…と少し歪んだ鳴り方をする感じ、聞けば聞くほどオットセイを思わせてくるその軋み。

途中からは電車が軋む度、頭の中でオットセイが増え続けるカオスなイメージが湧き始め、笑いをこらえるのに必死でした。

目に見えないオットセイがこんなにも面白いとは、恐れ入りました…。


その2、名前の出てこないアレやコレ

⇒上に同じく電車に乗っていた時、小学生であろうランドセルを背負った少年が乗り込んできました。

そして手にはあの、牛乳パックの厚紙と紐で出来るおもちゃが。

厚紙に通した紐を縦向きに巻き、紐が十分に捻れたところで引っ張ると高速で厚紙が回るのです。

小さい時にはよくアレを作ったな…としばし思い出にふける私。

そこでふと、そもそもアレの正式名称を聞いたことがないと気づきました。

そうと気づけば早速、「牛乳パックと紐 おもちゃ」で検索。

どうやら、ぶんぶんゴマという名前なようでした。

ついでに名前の分からないモノ関連で、足して5になると負けになる手遊びの名称も調べてみたのですが、こちらは本当に正式名称がないらしく色々な名前が出てきました。

きっと今も昔も同じように、「アレやろう」「コレ知ってる?」というやりとりによって広まっていったのだろうなと。

日本語の便利且つ不便な部分を垣間見た気がしました。


その3、アイデアはツンデレ

⇒物作りをする人間にとってなくてはならないアイデア。

それは時にひらめくという楽しさを、時にいつまでもピンとこないという苦しみを感じさせる奇妙な存在です。

私自身ひらめく時ひらめかない時の差にはよくつまづいており、先のワンマンライブでグッズ化していた煩悩のかたまりはまさにその象徴と言えます。

そんなアイデアの1番厄介なところは、なんと言っても欲しい時に出ないということ。

その様はもはや、ある種の物欲センサーなのではとも思いたくなるレベルです。

また1番憎たらしいところは、どれだけ悩んでも出てこなかったくせ、なんでもない瞬間に急に湧いてくること。

寝る瞬間やお風呂であったまっている時、トイレでぼーっとしている時などにひょこっとでてきてしまいます。

全て自分の脳みそで起こっていることなので、怒りや虚しさのやり場もないのですが、毎度急に湧いたアイデアを逃がすまいと飛び起きるのはなかなかなものです。

何故こんなにもあべこべな状況になるのか、いつも疑問に思っていました。

そんな中、先日たまたま見つけたサイトでこの疑問を解消する機会に出会いました。

なんでも人が何かを考えている時は関係する脳の部位にエネルギーが集中し、何も考えていない時は脳のエネルギーが分散して脈絡のない繋がりができるため、意図的にはたどり着けないアイデアが生まれる…らしいのです。

さらには人の脳は一生懸命考えている時よりも、ぼーっとしている時の方が2倍エネルギーを使っているという説もあるそう。

なんとまあ…酷なことを仰る…。

なので行き詰まった時の対策には、その内容を寝かせるのが有効とのこと。

なんということでしょう。

既に信じられないくらいやっていました。

それはそれはもう、グッズが出来てしまうくらいやってました。

もはやどうしようも無い作用としか言えないアイデアの天邪鬼ぶり。

そのツンデレには、これからもついていくしかないようです。


いかがでしたでしょうか。

今回は思ったより小話と本文の間のような内容になりました。

また溜まってきた際は時々放出していきたいと思います。

日常のちょっとした瞬間にある些細な小話、実は自分が思っているよりも沢山転がっているのかもしれません。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。