Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

寄ってくる1日。 2023/11/01

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
ワンマンライブが終わり数日。
気づけばもう11月になっていることに衝撃を受けるこの頃。
きっとこのまま今月も突っ走って、クリスマスが来て年が明けてお正月になっていくんだなと、一抹の憂いを感じます。
今月は、来月は、来年は、どんなことが起こっていくのか…。
しみじみするにはまだ早いのですが、既に回想と想像を巡らして過ごしています。
一先ずは、年末にみかんと栗きんとんを清々しい気分で食べるというのが糖分、いや当分の目標です。
琴音です。


マイナスな思考は悪い気が寄ってくる、ポジティブ思考は良い気を呼び込む…。

皆さんも、一度はそんなスピリチュアルな話を聞いたことがあるのではないでしょうか。

実際のところ、それらの実態はシンプルなもので、落ち込んでいる時は悪いことが見えやすく心が前向きな時は些細な喜びを見つけられる…という自己暗示的な側面が大きかったりします。

ですが先日、ある意味寄ってきているのでは…?と思うような1日がありました。


その日は朝ネットニュースを流し見、とある記事を目にしたところから始まります。

記事に書かれていたのは、クジラに関するお話でした。

どうやら昨今、昆布を頭にのせるクジラが世界中で目撃されているようなのです。

「個体によっては昆布を30~40分乗せ続ける姿も確認されており、海という環境下でそのような器用な行動が度々見受けられることに注目が集まっている

海外の学術誌でケルピングと名付けられたこの動作は、クジラ達の遊びとスキンケアなど健康維持の為と考えられている」とのこと。

なるほど…と興味深い文面に目を通し一興。

言わばクジラ界での一大ブームを取り上げた記事と出会い、いまどきのネットニュースは国境の壁に留まらず生物の壁まで超えてしまうのかと感慨に浸りました。

また人間界でも注目度の高いコスメや美容が、クジラ達の中でもブームになっていると思うと一層愛着のような繋がりを感じました。

確かに最近乾燥してきたからな…と健康意識・美意識の高いクジラさん達に習いボディクリームを顔に塗って外出。

友人に会う予定があったので、今朝読んだニュースの話でもしようと意気込んでおりました。

ですが、まさかの先手を取られてしまいました。

友人は開口一番に、博物館でクジラの骨格標本を見てきたと話し出したのです。

どうやら好きなアニメがクジラと関わっているらしく、一度見てみたかったのだそう。

とても大きくてワクワクする、でもやっぱり骨だからどこか怪奇さもあって、一見別の生き物にも見える。

そうした不思議さが余計に面白いと熱弁をふるう友人。

他にもいろんな骨や標本などがあるそうで、是非今度一緒に行こうと誘われました。

キラキラした子供のような目を向けられ、なんか怖いから嫌とは言えないのが私というビビり。

聞いたところ私の好きなキノコの標本も沢山あるとのことでした。

そんな楽しみもあるようなので、博物館にカチ込むまでには今より巨大なものを恐れない自分にならねばと密かに冷や汗を拭いました。

そんな訳で、今日はやけにクジラがでてくるなと思いながら帰宅した夕方。

最後寝る前にとYou〇ubeの動画を選びながら、もしやこれにもクジラが…ホホホ…と思い、関係なさそうな動画を開いてみました。

ム〇クの叫びに書かれた落書きのような言葉は画家本人のものだった、ついに作者不明の絵画がゴッホ作だと分かったなど、現代の技術によって新しい絵画の真実がわかってきたという内容でした。

現代は新しいことが次々分かって面白いなと感心していたのもつかの間。

続いて流れてきた、スヘフェニンゲンという画家の作品に塗りつぶされた部分があり、現代技術で本来の姿に戻されたという内容。

描かれた風景は砂浜。

そして修復された部分に浮かび上がったのは…座礁したクジラでした。

…なんということでしょう。

まさか本当に、朝から寝る前までクジラ三昧になるとは。

-落ち込んでいる時は悪いことが見えやすく心が前向きな時は些細な喜びを見つけられるー

クジラに振り回されたこの1日は、そんな心理の応用だったのか、それとも偶然すぎる出来事の連鎖だったのか。

なんにせよクジラに関する知識がやたら増えた1日。

暫くはクジラネタを見ると、この日を思い出してしまいそうです…。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。