Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

スマホ見ながらニマついてる人を眺む 2023/09/20

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
9月も後半に入ってきたこの頃。
未だ外に出れば蒸し暑さがありますが、部屋の冷房で肌寒くなったりスーパーに秋の食材が並ぶようになったりと、少しずつ季節の移ろいを感じられるようになってきました。
毎年柿や葡萄など果物に目がない私ですが、最近は何故かさつまいもにお熱です。
大学いもに焼き芋、芋けんぴにさつまいものパン…たまたま出会ったさつまいも商品をとりあえず食べてみるのが日課になりつつあります。
今日はどんなさつまいもに出会えるのか、お陰で日々の生活にもお腹にも張りが出ています。
琴音です。


近頃、電車に乗っているとスマホを見ながらニマニマしている人と遭遇します。

以前に比べ人の表情が見えやすくなってきたこともあるのでしょうが、それにしてもよく遭遇します。

つい先日も乗車口付近の隅っこに立っていた際、すぐ近くに乗車してこられた女性がスマホを覗き込み朗らかな微笑みを浮かべてらっしゃいました。

それはそれは実家のペットの写真でも送られてきたんかと思うような、それでいて恋人から連絡でも来たんかと思うような、思わず顔がほころんでしまうというようなお顔。

あまりのニンマリ顔にこちらはほぼガン見状態で眺めておりましたが、女性の視線はスマホに釘付けです。

きっと当の本人は自分がそんなにも笑みを浮かべているとは気づいていないのでしょう。

もしかしたらほぼ真顔で、ちょっと頬が動いたかなくらいの気持ちでいたのかもしれません。

結局私が下車するまでの間、ひたすらスマホを見て微笑む女性とそれを時々眺める私が相対しているカオス時間が続きました。

ここ暫くはこうした嬉しそうにスマホを覗いておられる方々によく出会います。

それも大概、座っていようが立っていようが割と近距離にいる方がニマついておられます。

まあ距離感の問題はさておき、色んな人のニンマリ顔を近くで拝見する機会が何故か多くなっているのです。

そしてその度に、今この人の目には何が映っているのか、映画を見ているのかもしれない…友人と連絡してるのかもしれない…などと想像するのです。

そうして想像を膨らませていると、スマホをみてニマるという外面的な行動に広がりを感じてきます。

皆同じ行動をしてるのに、その視線の先には違う何かが写っている。

各々に背景があって違う何かを見ているのに、皆同じ行動をしている。

そんなことを考えては、なんだか…深いな〜としみじみするわけです。

まるで同じ曲を聞いていても人によって違う景色が浮かぶような、同じという深み。

世の中周りと同じ行動をすること自体毛嫌いする人が一定数いたりして、個性を重要視する動きが大きくなってからは同じということが悪かのように振る舞われることすらあります。

私自身もまた、同じということに嫌悪を感じてしまうこともあります。

が、今回のニマつく人々との出会いを経て、多くの人が同じことをしているからと言って一辺倒に見るのは傲慢なことだなと再確認しました。

皆同じ人ばかりと他を軽視するより、色んな人がいるのに同じことをしていると感動できる人間でいたいものです。

同じだろうが、違っていようが、自分に素直に。心に素直に。

Going My Wayなままで、同じことも違うことも受け入れていきたいと思った移動中。

ここまで書いて思いましたが、私の不審者感に磨きがかかっているようですね。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。