本当にあった怖い(?)話 2023/08/23
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
まだまだ終わらない暑さと日差しに体中から涙がこぼれ落ちるこの頃。
ふと街を歩いていたところ、猫みたいに鳴くセミの声と出会いました。
なんと説明すれば良いのかわかりませんが、本当に「ミ"ャォーン ミ"ャォーンミャ"ォーンミ"ャォーン」と鳴くのです。
最初のミ"がセミ本来の要素を感じさせますが、普段の蒸し暑さを助長させるようなセミ達の合唱を考えれば、まあなんとも可愛らしいことです。
この不思議なセミも暫く経てばその生を終えてしまう…そう思うと、いつしか無感情になっていたセミの最期をもう一度尊ぶことが出来そうな気がしてきました。
私の繊細な心を取り戻してくれた猫みたいに鳴くセミ。
果たしてなんという名前の種類なのでしょう…。
琴音です。
先日、いつものようにYou〇ubeを開いた時のこと。
何故か私の苦手な心霊系動画がおすすめに上がってきました。
日頃怖そうなものからはなるべくなるべく距離をおいて生活しているというのに、どういった風の吹き回しだと思ったのもつかの間、むしろこんなビビりな人のもとにすら流れてきてしまうほどに大きな波が来ているのかもしれないと思い直しました。
たしかに、暑い時期は肝の芯から冷えたいという方も少なくないのでしょう。
ということで今回は、私が本当に体験した恐怖体験を書き留めていきたいと思います。
幼少期のとある夏、家のリビングで母に叱られていた時のことです。
その時の経緯は全く思い出せませんが、幼い頃のことですからおそらく何か壊したか無くしたかしてしまったのでしょう。
オドオドしてプチパニックになった私は、現実逃避のつもりか母の後ろにあったリビングドアを眺め始めました。
そのドアは透明なガラスが沢山埋め込まれていて玄関側が見えるので、父と弟が帰ってきてくれないかなという気持ちもありました。
そうしてモジモジと黙り込む私に呆れた母が「そんな悪い子やと天狗さんくるがよ!」と言い放った瞬間。
リビングドアの向こうに黒い何かが二つ、床から浮き上がるようにしてヌッと現れたのです。
それはまるでにほ〇ごであそぼに出てくるような、野〇萬斎さんの後ろに数体いるあの天狗面の黒子のような黒い何か。
片方は大人くらいの身長かもう少し高いほどで、もう片方はその半分程もない子供のような図体でした。
人のような形をしていながらも肌らしき部分は見えず、顔があるはずの場所も黒くてよく見えません。
そんな得体の知れない何かはドアのすぐ向こう側に立ち、時折ゆらつきながらもこちらを見ているようでした。
当時今以上にビビりで安直だった私は、本当に天狗さんが来ている、連れていかれると大パニック。
その恐怖は当時の私にとって並大抵のものではなく、本当に怖いものをみた時人は声をあげることもできず固まってしまうのだと子供ながらに体感しました。
その後も暫くお叱りは続いたのですが、もはや目の前に天狗さん(?)がいることの方が怖くそれからの記憶はあまりありません。
ただひたすら、とんでもない恐怖感と全部夢だったらいいのにと思う気持ちが脳内を占めていました。
ですが気づいた時には、その黒い何か達はいなくなっていました。
母は背を向けていたため最後の最後まで全く気付きませんでしたが、あの時途中で私が後ろに誰かいると言っていたらどうなっていたのか、今でも時々考えてしまいます。
とはいえそれで誰もいないなんて言われたらもっと怖いので、声が出なくてよかったとも思っています。
いかがでしたでしょうか。
家族に話すと毎度、昔の記憶と夢が混じっているだけと言われるこの話。
ですが子供の時は何故かこういった体験がちょこちょこあるのですよね。
あれは幻だったのか、子供だからできた体験だったのか。
もし大人になったことで見えなくなったのだとしたら、このままずっと見えないままでいてもらいたいものです。
っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。
まだまだ終わらない暑さと日差しに体中から涙がこぼれ落ちるこの頃。
ふと街を歩いていたところ、猫みたいに鳴くセミの声と出会いました。
なんと説明すれば良いのかわかりませんが、本当に「ミ"ャォーン ミ"ャォーンミャ"ォーンミ"ャォーン」と鳴くのです。
最初のミ"がセミ本来の要素を感じさせますが、普段の蒸し暑さを助長させるようなセミ達の合唱を考えれば、まあなんとも可愛らしいことです。
この不思議なセミも暫く経てばその生を終えてしまう…そう思うと、いつしか無感情になっていたセミの最期をもう一度尊ぶことが出来そうな気がしてきました。
私の繊細な心を取り戻してくれた猫みたいに鳴くセミ。
果たしてなんという名前の種類なのでしょう…。
琴音です。
先日、いつものようにYou〇ubeを開いた時のこと。
何故か私の苦手な心霊系動画がおすすめに上がってきました。
日頃怖そうなものからはなるべくなるべく距離をおいて生活しているというのに、どういった風の吹き回しだと思ったのもつかの間、むしろこんなビビりな人のもとにすら流れてきてしまうほどに大きな波が来ているのかもしれないと思い直しました。
たしかに、暑い時期は肝の芯から冷えたいという方も少なくないのでしょう。
ということで今回は、私が本当に体験した恐怖体験を書き留めていきたいと思います。
幼少期のとある夏、家のリビングで母に叱られていた時のことです。
その時の経緯は全く思い出せませんが、幼い頃のことですからおそらく何か壊したか無くしたかしてしまったのでしょう。
オドオドしてプチパニックになった私は、現実逃避のつもりか母の後ろにあったリビングドアを眺め始めました。
そのドアは透明なガラスが沢山埋め込まれていて玄関側が見えるので、父と弟が帰ってきてくれないかなという気持ちもありました。
そうしてモジモジと黙り込む私に呆れた母が「そんな悪い子やと天狗さんくるがよ!」と言い放った瞬間。
リビングドアの向こうに黒い何かが二つ、床から浮き上がるようにしてヌッと現れたのです。
それはまるでにほ〇ごであそぼに出てくるような、野〇萬斎さんの後ろに数体いるあの天狗面の黒子のような黒い何か。
片方は大人くらいの身長かもう少し高いほどで、もう片方はその半分程もない子供のような図体でした。
人のような形をしていながらも肌らしき部分は見えず、顔があるはずの場所も黒くてよく見えません。
そんな得体の知れない何かはドアのすぐ向こう側に立ち、時折ゆらつきながらもこちらを見ているようでした。
当時今以上にビビりで安直だった私は、本当に天狗さんが来ている、連れていかれると大パニック。
その恐怖は当時の私にとって並大抵のものではなく、本当に怖いものをみた時人は声をあげることもできず固まってしまうのだと子供ながらに体感しました。
その後も暫くお叱りは続いたのですが、もはや目の前に天狗さん(?)がいることの方が怖くそれからの記憶はあまりありません。
ただひたすら、とんでもない恐怖感と全部夢だったらいいのにと思う気持ちが脳内を占めていました。
ですが気づいた時には、その黒い何か達はいなくなっていました。
母は背を向けていたため最後の最後まで全く気付きませんでしたが、あの時途中で私が後ろに誰かいると言っていたらどうなっていたのか、今でも時々考えてしまいます。
とはいえそれで誰もいないなんて言われたらもっと怖いので、声が出なくてよかったとも思っています。
いかがでしたでしょうか。
家族に話すと毎度、昔の記憶と夢が混じっているだけと言われるこの話。
ですが子供の時は何故かこういった体験がちょこちょこあるのですよね。
あれは幻だったのか、子供だからできた体験だったのか。
もし大人になったことで見えなくなったのだとしたら、このままずっと見えないままでいてもらいたいものです。
っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。