My Favorite 特等席。 2023/07/12
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
蒸し暑さに磨きがかかっているこの頃。
私はというと、未だかつて無いほどの寝苦しさに毎夜困惑しております。
夜更かしのし過ぎは身体に毒と言いますので、冷房と除湿機をかけて睡眠を試みるのですが、結局寝返りを打つばかりで止まってしまいます。
そんな時はいつも、昔父から聞いた「眠れないなら寝なきゃいい」という迷言を思い出し、対時間のコスパを上げるべく活動します。
そんな調子ですから気づけば日が上り始めますし、睡眠時間が雀の涙という日もしばしばです。
今年の夏は、なかなかにハードな季節になりそうです。
琴音です。
さて突然ですが、「特等席」と聞いて皆さんはどんな場所を思い浮かべるでしょうか。
個人的にこの言葉には、贅沢さや特別感に加え自分だけのオンリーワンな場所という印象があります。
というのも先日、思いのほか近所に図書館があったことを知り回想を巡らしておりました。
何分大して友達付き合いもせず学校の図書室に入り浸っていたものですから、勿論お気に入りの場所というのが出てきます。
今でも忘れぬ、窓際に並べられた直方体型のクッション。
その右端から2番目が私にとっての特等席でした。
日当たりが良いので季節を問わず穏やかな光が差し込み、しかし窓についている屋根との塩梅で目にかかるほど日差しが上がってこないのです。
日差しの苦手な私が日光を好ましく思える数少ない場所がそこでした。
少しのぞき込むようにして目をやると、元気に走り回る子供達の様子が垣間見え、それもまた趣を感じさせてくれるのです。
そんなこんなで、気づけばその場所でなければならないと思ってしまうほど気に入っていた窓際2番目のクッション。
15分休みと昼休みにはいつも、あの場所だけは死守せねばと大急ぎで図書室に向かっていたものです。
本好きな友人が出来てからは、そんなお気に入りのクッションに2人で座り、休み時間いっぱいまで本を読み続けることで友情を感じていたりもしました。
またより身近なところで言えば、電車の出入り口と座席の端によって生み出される隅っこも、個人的には特等席です。
角にハマるようにして入り込むので他の乗客が下車する際邪魔にならずに済みます。
そして丁度人一人分くらいのタイトな広さにより、なんとも言えないすっぽり感が心を穏やかにしてくれます。
時々電車に乗っていると、乗車した瞬間脇目も振らず例の特等席にすっぽりしている人が現れます。
ですが、電車については出入り口の分だけ特等席があるので焦ることはありません。
さりげなくすっぽりしている様子を確認しては、電車の隅っこ仲間として認識することにしています。
こう考えてみると、特等席というのはその人の素朴な本性を体現したもののようにも思えてきます。
どんな場所に魅力を感じるのか、何を特別だと感じるのか、そもそもその人にとっての特等席という概念はどのようなものなのか。
よく知り合いたての状態では趣味やら好きな食べ物やらを聞くというナラワシがありますが、そんなことを話すくらいならお気に入りの特等席について話した方が盛り上がるのではないでしょうか。
思い返せば意外と出てくる、My Favorite 特等席。
皆さんの中には幾つあるのでしょう。
是非話題に困った際には使ってみてくださいね。
っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。
蒸し暑さに磨きがかかっているこの頃。
私はというと、未だかつて無いほどの寝苦しさに毎夜困惑しております。
夜更かしのし過ぎは身体に毒と言いますので、冷房と除湿機をかけて睡眠を試みるのですが、結局寝返りを打つばかりで止まってしまいます。
そんな時はいつも、昔父から聞いた「眠れないなら寝なきゃいい」という迷言を思い出し、対時間のコスパを上げるべく活動します。
そんな調子ですから気づけば日が上り始めますし、睡眠時間が雀の涙という日もしばしばです。
今年の夏は、なかなかにハードな季節になりそうです。
琴音です。
さて突然ですが、「特等席」と聞いて皆さんはどんな場所を思い浮かべるでしょうか。
個人的にこの言葉には、贅沢さや特別感に加え自分だけのオンリーワンな場所という印象があります。
というのも先日、思いのほか近所に図書館があったことを知り回想を巡らしておりました。
何分大して友達付き合いもせず学校の図書室に入り浸っていたものですから、勿論お気に入りの場所というのが出てきます。
今でも忘れぬ、窓際に並べられた直方体型のクッション。
その右端から2番目が私にとっての特等席でした。
日当たりが良いので季節を問わず穏やかな光が差し込み、しかし窓についている屋根との塩梅で目にかかるほど日差しが上がってこないのです。
日差しの苦手な私が日光を好ましく思える数少ない場所がそこでした。
少しのぞき込むようにして目をやると、元気に走り回る子供達の様子が垣間見え、それもまた趣を感じさせてくれるのです。
そんなこんなで、気づけばその場所でなければならないと思ってしまうほど気に入っていた窓際2番目のクッション。
15分休みと昼休みにはいつも、あの場所だけは死守せねばと大急ぎで図書室に向かっていたものです。
本好きな友人が出来てからは、そんなお気に入りのクッションに2人で座り、休み時間いっぱいまで本を読み続けることで友情を感じていたりもしました。
またより身近なところで言えば、電車の出入り口と座席の端によって生み出される隅っこも、個人的には特等席です。
角にハマるようにして入り込むので他の乗客が下車する際邪魔にならずに済みます。
そして丁度人一人分くらいのタイトな広さにより、なんとも言えないすっぽり感が心を穏やかにしてくれます。
時々電車に乗っていると、乗車した瞬間脇目も振らず例の特等席にすっぽりしている人が現れます。
ですが、電車については出入り口の分だけ特等席があるので焦ることはありません。
さりげなくすっぽりしている様子を確認しては、電車の隅っこ仲間として認識することにしています。
こう考えてみると、特等席というのはその人の素朴な本性を体現したもののようにも思えてきます。
どんな場所に魅力を感じるのか、何を特別だと感じるのか、そもそもその人にとっての特等席という概念はどのようなものなのか。
よく知り合いたての状態では趣味やら好きな食べ物やらを聞くというナラワシがありますが、そんなことを話すくらいならお気に入りの特等席について話した方が盛り上がるのではないでしょうか。
思い返せば意外と出てくる、My Favorite 特等席。
皆さんの中には幾つあるのでしょう。
是非話題に困った際には使ってみてくださいね。
っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。