グッときたアートなものたち 2023/07/05
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
先日のワンマンライブからはや5日。
あまりライブを引きずる性分ではないのですが、今回は何故かまだ余韻らしきものが残っている気がします。
久しぶりのワンマンだからこそ改めて感じられるお客さんの温かさ、この1年程で関わらせていただいた方々にも多くご来場いただき、また個人的には普段あまり会えない身内が来てくれたりもして人との繋がりを感じられる機会となりました。
ということでカメラマンさんより新・振り返り写真をいただきましたのでここで公開いたします。
Photo by 大川晋児
自分自身ではどのように見えているのか分からないので、こうして写真で振り返られるのも一興ですね。
そして、いよいよ明日は最終日(早い)となります。
最後まで気合を入れて臨んでまいります。
琴音です。
さて、ありとあらゆるもので溢れている現代。
毎日のように見る何気ない風景の中にすら、誰かが生み出したアートが多く潜んでいたりするのです。
ポスターや雑誌に載っている写真、会社やブランドのフォント、どこからともなく聞こえてくるcmや音楽…etc。
どこへ行っても誰かの生み出した作品があるこの頃は、もはや無意識下でアートに触れていない時間などないのだと思いたくなるほどです。
そんなあらゆるアートの中にも、特別胸打たれてしまうものがあります。
という訳で今回は、琴音的「最近グッときたアートなものたち」3選を書き留めていきたいと思います。
その1、自画像
→Y〇uTubeで流れてきた、自画像を描き続けた画家のお話です。
1995年ある日を境に、残りの人生全てを記録するべく毎日自画像を書くことにした画家、ブライアン・ルイス・サンダース。
しかし病院での治療をきっかけに、その路線を変更していきます。
病院で様々な薬物を使用し、その影響を受けながら自画像を描くという人体実験を始めるのです。
その種類はモルヒネやコカインといった聞くからに危険な印象の薬物からアルコールなど比較的浸透しているものまで多岐にわたり、描かれた自画像はのべ8000枚にも上りました。
ものによっては怪物を見るような畏怖を覚えたり、とにかく色合いがサイケデリックだったり、画風も薬物によってかなり違いがあり、大変興味深く感じました。
ただ個人的にはどんな自画像よりも、そんな錯乱した状態でありながら筆をとり続けた画家本人が一番興味深かったです。
その2、儚い羊たちの祝宴
→かなり前に某リユースショップで手に入れ、ずっと読めずにいた短編ミステリー集です。
最近、電車で本を読む習慣をつけたことで、移動時間に新たな良さを見出してきたのです。(心配していたのですが、意外と酔いません)
内容は色々な立場の人々が織り成していく、ダーク面白い物語たち。
決してハッピーエンドではないのですが、怖いもの見たさのようなワクワク感があります。
途中からなんとなく先が分かってきても、ページを進める手が止まらない感覚。
本を開く度、そんな癖になっていく感覚を楽しめます。
余談ですが、幼少期本の虫を極めすぎていた私。
結末が気になるあまり小学校の登下校中すら本を読んでいましたもので、近所の学生達から二宮金〇郎と呼ばれていた過去があります。
まあ子供とは興味のままに動いてしまうものですから…ホホホ
その3、黒コッペ
→コンビニのパンコーナーにひっそりと置いてある黒コッペ。
素朴で優しい味わいは、ついつい手に取りたくなる魅力を帯びています。
とはいえ今回気になったのはパンそのものではなく、その袋の隅に書いてある「富士的懐古ISM」という奇妙な文言。
調べたところ、黒コッペを作っているフ〇パンの商品コンセプト、「過去と現在の共存する、懐かしくて新しいおいしさ」を表現しているようです。
この妙に語感の良い、それでいてどこか理解できるようなできないような1文。
…なんとも魅力的です。
これこそまさに、アートですね。
いかがでしたでしょうか。
日常に蔓延るあれこれは、その多さゆえ時に面倒や煩わしさを感じることもあります。
が、それら全てある種のアートなのだと考えてみると、新たな知見が得られるかもしれません。
皆さんも是非生活の中にあるちょっとしたアートの中から、自分のお気に入りを見つけてみてください。
っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。
先日のワンマンライブからはや5日。
あまりライブを引きずる性分ではないのですが、今回は何故かまだ余韻らしきものが残っている気がします。
久しぶりのワンマンだからこそ改めて感じられるお客さんの温かさ、この1年程で関わらせていただいた方々にも多くご来場いただき、また個人的には普段あまり会えない身内が来てくれたりもして人との繋がりを感じられる機会となりました。
ということでカメラマンさんより新・振り返り写真をいただきましたのでここで公開いたします。
Photo by 大川晋児
自分自身ではどのように見えているのか分からないので、こうして写真で振り返られるのも一興ですね。
そして、いよいよ明日は最終日(早い)となります。
最後まで気合を入れて臨んでまいります。
琴音です。
さて、ありとあらゆるもので溢れている現代。
毎日のように見る何気ない風景の中にすら、誰かが生み出したアートが多く潜んでいたりするのです。
ポスターや雑誌に載っている写真、会社やブランドのフォント、どこからともなく聞こえてくるcmや音楽…etc。
どこへ行っても誰かの生み出した作品があるこの頃は、もはや無意識下でアートに触れていない時間などないのだと思いたくなるほどです。
そんなあらゆるアートの中にも、特別胸打たれてしまうものがあります。
という訳で今回は、琴音的「最近グッときたアートなものたち」3選を書き留めていきたいと思います。
その1、自画像
→Y〇uTubeで流れてきた、自画像を描き続けた画家のお話です。
1995年ある日を境に、残りの人生全てを記録するべく毎日自画像を書くことにした画家、ブライアン・ルイス・サンダース。
しかし病院での治療をきっかけに、その路線を変更していきます。
病院で様々な薬物を使用し、その影響を受けながら自画像を描くという人体実験を始めるのです。
その種類はモルヒネやコカインといった聞くからに危険な印象の薬物からアルコールなど比較的浸透しているものまで多岐にわたり、描かれた自画像はのべ8000枚にも上りました。
ものによっては怪物を見るような畏怖を覚えたり、とにかく色合いがサイケデリックだったり、画風も薬物によってかなり違いがあり、大変興味深く感じました。
ただ個人的にはどんな自画像よりも、そんな錯乱した状態でありながら筆をとり続けた画家本人が一番興味深かったです。
その2、儚い羊たちの祝宴
→かなり前に某リユースショップで手に入れ、ずっと読めずにいた短編ミステリー集です。
最近、電車で本を読む習慣をつけたことで、移動時間に新たな良さを見出してきたのです。(心配していたのですが、意外と酔いません)
内容は色々な立場の人々が織り成していく、ダーク面白い物語たち。
決してハッピーエンドではないのですが、怖いもの見たさのようなワクワク感があります。
途中からなんとなく先が分かってきても、ページを進める手が止まらない感覚。
本を開く度、そんな癖になっていく感覚を楽しめます。
余談ですが、幼少期本の虫を極めすぎていた私。
結末が気になるあまり小学校の登下校中すら本を読んでいましたもので、近所の学生達から二宮金〇郎と呼ばれていた過去があります。
まあ子供とは興味のままに動いてしまうものですから…ホホホ
その3、黒コッペ
→コンビニのパンコーナーにひっそりと置いてある黒コッペ。
素朴で優しい味わいは、ついつい手に取りたくなる魅力を帯びています。
とはいえ今回気になったのはパンそのものではなく、その袋の隅に書いてある「富士的懐古ISM」という奇妙な文言。
調べたところ、黒コッペを作っているフ〇パンの商品コンセプト、「過去と現在の共存する、懐かしくて新しいおいしさ」を表現しているようです。
この妙に語感の良い、それでいてどこか理解できるようなできないような1文。
…なんとも魅力的です。
これこそまさに、アートですね。
いかがでしたでしょうか。
日常に蔓延るあれこれは、その多さゆえ時に面倒や煩わしさを感じることもあります。
が、それら全てある種のアートなのだと考えてみると、新たな知見が得られるかもしれません。
皆さんも是非生活の中にあるちょっとしたアートの中から、自分のお気に入りを見つけてみてください。
っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。