Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

凛と堂々と。 2023/03/15

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
最近制作が一段落し、取材で新EPのお話をさせていただくようになってきました。
時間の感覚が鈍いのか、先日インタビュアーさんに「約1年7ヶ月ぶりのリリースですが」と言われ大変驚きました。
思っていた以上に随分時間が経ってしまっていたようです。
そんな調子ですから、取材自体どうやって答えていたかもうろ覚えで、感覚を取り戻すのに時間がかかりそうです。
カンペを書きまくるスタイルとは違い、即興的な要素も濃いめなので、また少しずつ慣れていきたいと思います。
琴音です。


さて、徐々に皆さんの前で歌わせていただく機会が増えてきたこの頃。

ここ暫くを振り返ってふと「凛とすること」、「堂々とすること」に注意を向けていたなと気づきました。

これらは悪く言えば虚勢を張る、とも通ずる表現ですが、少なくとも自分が音楽活動をする上では重要な要素です。

よく考えてみれば、20歳後半~21歳現在までにかけて特に意識するようになっていた気がします。

というのも、以前はプレッシャーのかかる場面において、どこか逃げの姿勢をとっている自分がいました。

その最たる例が、「緊張している感」です。

小賢しい話ですが、必要以上にソワソワしてみせたり焦ったりすることで、自分に来る精神的な圧(?)の逃げ道を作る節がありました。

その上、そうして逃げ腰になっている罪悪感がありながら、(お客さんは可愛いって笑ってくれたし…。)と正当化しようとする節すらありました。

自分自身そういう人が苦手なくせに、全くなにをやっているのだというものです。

後ろめたさがありながらも、一度逃げ腰の安心感を知ってしまうとなかなか抜け出せないのも事実。

大事な音楽という場で真っ向から挑むことや、そうして失敗することを恐れておりました。

そうしてズルズルと抜け出せずにいた中、ストップをかけてくれたのはやはり家族でした。

「勝負して失敗するのを怖がってはいけない」、「緊張してます感も素人ズラもダサい」とどストレートな母の雷をくらい、こんなようではダメだと自分を奮い立たせるようになりました。

悶々としている時に周りの声を決め手にしているというのも、まだまだ精進が足りない気がしますが、とりあえず今までの自分からは前進することができました。

それからは緊張してしまう場でも、せめて胸を張って凛としよう、自己暗示でも心の余裕をもっていようと思うようになり、それに伴って心自体も強くしていけるようになりました。

心と体は繋がっていると言いますが、体がしゃんとしていると、不思議と気持ちも幾分か落ち着き始めます。

プレッシャーで気持ちがどうにもしっかりしないという時は、メンタルコントロールばかりではなく外身からのアプローチという手もあるのだと知りました。

そのおかげか、大分緊張してしまったかな…と内心落ち込んだ場でも堂々としていたと褒めてもらえることが増えてきました。

勿論今でも緊張やプレッシャーが強すぎて隠しきれていない部分は沢山あると思います。

ですが自信をもって、自分らしく真っ直ぐ挑むことの大切さを改めて感じられるようになってきました。

これからもその気持ちを忘れず過ごしたいという気持ちを込めて、この場に書き留めておこうと思います。

皆さんは大きなプレッシャーに襲われた時、真っ直ぐ勝負に出るタイプですか?

何かと戦わなくてはいけない瞬間というのは誰しもあると思いますが、そんな極限の時こそ自分磨きのチャンスなのかもしれません。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。