Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

実はスランプでした。 2023/02/08

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
最近爪の伸び方が不可思議になりつつあります。
各々の指によっても差がありますし、ひとつの指だけとっても伸びるにつれ先端だけがやけに鋭利になったり角の形が右角と左角で違ってきたりと謎めいています。
どの指も同じようにしているはずなのですが…切り方が悪いのでしょうか…。
せめて伸び具合くらいは大体同じくらいになってほしいものです。
琴音です。


今回の題材は「スランプ」についてです。

実は去年の3月から11月頃まで、おそらく人生初であろうこの経験をしておりました。

自分のような活動をしていると、スランプになってしまった・なった事があるという話はちらほら聞きます。

が、内心では自分のことなんだから頑張れば何とかできるのではないか、可哀想と思われたいだけなのではないか…と悪く捉えていました。

今思えば、学生時代は学業と自分の音楽活動を両立すること自体厳しい瞬間もあったので、気を張っていなければ折れてしまうという危機感もあったのかもしれません。

その頃の自省も込め、今回は某し〇じり先生のようなテンション感で書き留めていきたいと思います。

まず事の発端についてです。

個人的に自分のスランプは学生生活が一段落し疲れきってしまったのがきっかけだと思っています。

特に専門2年生時には課題を仕上げるため徹夜することも多く、卒業後は一旦思い切り休みたいという気持ちになっておりました。

勿論、疲れた時休むことはとても大切なことです。

ですが私の場合、パソコンの前にすら座らない期間を半月以上続けてしまいました。

これが最大の原因でした。

時間に追われ無理にでもアイデアを捻り出す生活から一気に対極の生活に突入したのです。

人の多くは楽な方に慣れてしまう習性があるらしいですが、私にとってこの期間がまさにそうでした。

休息はあまりに長くなってしまうと怠惰になってしまうようです。

そろそろ制作を再開しようかとパソコンの前に座った時の「え…」という感覚といったらありません。

色々なものをしまっていた引き出しが、いつの間にか収納ボックスごとなくなっていたような、受け入れがたく背筋が凍りつくような恐怖感がありました。

最初こそ、まあ暫く休んでいたしちょっと鈍ってしまったかなと自分を落ち着けていましたが、何ひとつ思いつかない期間が続き自覚してくるとそれはそれは焦ります。

待てど暮らせど何も思いつかず、些細なフレーズすら湧いてきません。

ネットを漁りまくり色々な解決策を試してみますがどれも解決するには至りません。

打開の糸口になればと以前のように無理やり作ってみたりもしましたが、これも逆効果でした。

少し前までは無理やり捻り出した曲であっても数箇所は意外と良いかもと思えるポイントがあったものですから余計に焦ってしまったのです。

家族に相談しインプットを増やしたり出かける回数を増やしたりもしましたが、不安や焦りが先行して見聞きしたものがほとんど入ってきません。

そんな日々は募るほど息苦しくなってくるもの。

何か大事な感覚を無くしてしまったのかもしれない…ずっとこのまま回復しなかったら…という悪い想像で頭がいっぱいでした。

ここまで書くと、それならどうやって解決したのかというのが重要になってきます。

語りたいのは山々ですが、残念ながらこちらは未だ不明です。

11月も中盤に差し掛かった頃、ボーッとテレビをみていたところ急にフレーズが浮かんできました。

それまで半年ほどなにも浮かばなかったので、突然のことに驚きました。

何故?と一瞬思いましたが、そんなことをよく考える余裕もなく、急いでスマホに録音しました。

結局そのメロディーは揉みこんでいくなかでボツになりましたが、久しぶりにメロディーが浮かんだことや、良いかもと思えるアイデアが浮かんだことが自信になりました。

それからは次第に精神的にもスッキリし始め、徐々にアイデアも浮かびやすくなっていきました。

かなり精神をすり減らした期間でしたが、想像していた最悪の自体にまではならず本当に良かったと思います。

苦い思い出や費やした時間やお金は勉強代だなと思います。

そして、ここからは少し後日談。

去年インスタライブを再開してから弾き語りアレンジを相談させて頂いている先生に、今回のことを話してみました。

どうやらスイッチが切れないようガッツリ停止しないで制作をしている人が多いとのこと。

ここで改めて、やっぱりそうですよね…と感じました。

私自身、好きな物事ほど0か100で決めたいタイプなので、程々にというのはなかなか難しいです。

ですが少しずつ、真ん中くらいという選択ができるようにもならなくてはだなと感じました。


如何でしたでしょうか。

燃え尽きるほど追い込みすぎず、長くそこそこ頑張る、というのは意外と重要なラインなのかもしれません。

皆さんも似たような経験がありましたら今一度振り返り、しみじみしてみてください。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。