Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

キメねばならぬ術 2022/12/21

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
本日、いやつい先程、美術館に行ってきました。
横尾忠則近代美術館、初めてお邪魔する場所でした。



1枚1枚足が止まるほどどれも魅力的で、覗き込みすぎて胃を痛めるほど楽しませて頂きました。
子供の頃は習い事のついでに行くことの多かった美術館。
ここ数年はほぼ全く機会がありませんでしたが、これを機にまた興味を持っていこうかなと思いました。
琴音です。


さて、この頃改めて実感することがあります。

会話のスピードってはやい…ということと、話すって難しい…ということです。

切実さのあまり語彙力が消滅してしまいましたが、この二言に集約された多大なる思いがあるのです。

特にこのところ、取材であったりラジオ収録やらコメント撮りやらと発言による発信の機会が増えてきており、参加させて頂くたび自分との反省会が執り行われます。

インスタライブで以前よりはだいぶ克服された気になっていましたが、場によっては何も克服されていない瞬間があると、ここへ来て気づきました。

そして個人的に思うその要因がスピードと対話力です。

私自身が元々ブログなどじっくり考えるタイプの表現方法を得意としていることもあり、速さにはめっぽう弱いのです。

インスタライブも考えてみれば進行スピードは発信側次第になります。

目の前にいる人と当事者同士で話す時、咄嗟にコメントを求められた時。

会話というもののスピード感と難易度を痛感させられます。

雑談をする程度ならいいのですが、ある程度公的な場で発言するなどとなると気を配ることも多くなり余計速さがプレッシャーに感じてしまったりするのですねこれが。

ただ私も大人になりましたから、過酷と思えどなんとか対抗しなくてはならない時もあるのです。

実際、取材が一日で重なっていたりする場合や試写会などリアルタイムで発言する場では回答の速さも重要になってきます。

なかなかに強い苦手環境。でもキメねばならぬのです。

そんな時苦手を生き抜くために必要なのは術、という訳で私が最近使っている術をいくつかご紹介します。


・事前に質問を読んで考えた回答を覚える
→最近ほぼ毎現場でやる術です。
時間がないなら作るというやつですね。
進行台本をゲットした瞬間からシンキングタイムが始まります。
この方法を取るたび事前準備の大切さにしみじみします。

・自分が雰囲気をつくるんじゃとばかりに敢えてゆっくり話す
→自分が大人になったなと感じる術です…。
地声がウィスパー寄りなので、ゆっくり話すといかにもマイペースな人になりきることが出来ます。
とはいえあまりに緊張してくると早口になってしまうので自分自身の制御が必要です。

・放送事故を恐れず考えがまとまるまで黙る
→場によっては割と高頻度で多用しています。
メンタルを強く持てるかどうかが最大の鍵ですし、最高に使う場所を選ぶ方法でもありますね…。
割と砕けた場ではそれ相応に用いています。
応用として、堅めな場では「えー」といって繋げば良いというのも段々と学んできました。(危険な考えというのは自覚しています。)

・とりあえず平静を取り繕う
→何かを始める時、まずは雰囲気からという人っていますよね。そのテンションです。
どんなに内心パニックであろうと、とりあえず胸を張って穏やかそうにしている。
表面からそれらしくなるという術です。
言葉にするとハリボテ感がありますが、対外的にはかなり効果のある方法です。
「緊張しているようには見えませんでした」と言って頂く度にほっとしながらシメシメと思っております。

……いかがでしたでしょうか。

私と同じくらい会話が苦手な方がどのくらいいらっしゃるのか分かりませんが、ぱっと思いついたものを書き留めてみました。

いやはや、それにしてもコミュニケーション能力がほしい…。なかなか育たないものですね。

そんなことをあたまの片隅で考えながら、今日も今日とて試行錯誤中です。

他に自分はこうしてるよという術をお持ちの方、是非ご教授ください。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。