撮りたがりな人達2 2022/08/31
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
先日久しぶりにギャップ萌えを感じる瞬間がありました。
その日は少し体力を使ったため、甘いものでも食べようとスーパーのスイーツ売り場を散策しておりました。
何にしようか迷っていたところ、一人の男性が同じ売り場にやってきました。
長身な上なかなかに筋肉質な方だったので、こんなにストイックそうな人もスイーツが食べたいと思う日があるのかと勝手に安心しました。
何となく選ぶものが気になったので隣の飲み物コーナーに移動し様子を伺っていると、男性の方は真剣な眼差しで商品達を眺め始めました。
かなりお悩みなのか数分後には腕組みまで始め、人によって迷う事の大小は様々だと物思いにふけりそうになったその時。
小さめの抹茶パフェらしきものをスっとカゴに入れ、そそくさと立ち去って行かれました。
あれだけ悩みながらも商品を決めた瞬間光の速さで去っていくギャップ、そして最後選択したスイーツとのギャップ。
またその人にとってそれが贅沢なのかどうかすらわからない状況に笑えました。
ありそうで意外と珍しい日常の一コマに不思議な元気と食欲を与えられたその日。
自分は最終的にモンブランを選びました。
琴音です。
情報社会の昨今、SNSは日々多くのことを拡散するものですよね。
自分の数少ない友人の中には空いた時間の殆どをSNSで潰している人すらいます。
そんな友人にその日、話題になっているらしいちょっとした動画を見せられました。
内容自体は物騒なこともあるものだと思う程度でしたが、その中で撮影に関する内容が含まれており少し友人と話しました。
少し前にも写真を題材にブログを書いている私は、「その瞬間や被写体が魅力的で残しておきたいから写真を撮るんだよね?」と話しました。
ですが友人は、「本当に大事なら自分の目で見るし、少なくともそれを目の当たりにしている時間中カメラレンズ越し&撮ってばかりなんてしない。対象そのものより綺麗な写真を撮ることの方が重要なんだよ」と言い放ちました。
その友人自身も写真好きな人なので凄い言いようだなと思いつつ、やはり人によって感覚や考え方が違うのかなと感じた束の間。
ある記憶が急に思い起こされ、友人の発言と結びつきました。
自分が個人活動をしていた頃のこと。
目当てのアーティストの歌っている写真を撮影し、SNSに載せてプッシュするというのが応援方法の一つとして行われていました。
それ自体は今で言う飲食店の食べ物をSNSで載せるようなもので、当時自分のようにお客さんなど数人しかいなかった新人から一度のライブで何人もお客さんがくるベテランさんまで幅広いアーティストがお世話になっていました。
ですがあるフェスの日、あるアーティストさんのライブの時に出来事は起こりました。
その方は音楽性も然ることながら容姿も大変綺麗で、写真を撮られることもしょっちゅうでしたが、その日は特にライブ開始時からトーク中歌唱中とずっとカメラを向けている人が多めな日でした。
当人も少し思うことがあったのか、最後の曲を歌う時の前MCで「とても大切な曲なので、是非一度カメラを下ろして聴いてもらえると嬉しいです。」と話し歌い始めました。
今考えると、とても勇気のいる発言だったと思います。
今の時代にお客さんは神様論を呈したい訳ではありませんが、とても重要な存在なのは間違いなく、ましてやアーティストにとってはなくてはならない人達です。
当時の私は今以上に小心者だったので、そんなこと言ってしまって大丈夫なのかと本気で思いましたが、多少場の空気を変えてでも伝えたいことを素直に伝える姿は熱く勇ましく感じました。
そんなことを思い出し、それまでずっとカメラを向けていた人達は、どんな気持ちで撮り続けていたのだろうか。あの言葉を聞いて何を感じたんだろうかと悲しさに似た気持ちになりました。
今は自分を取り巻いている環境柄、ライブ時は撮影そのものを禁止している場合がほとんどです。
その理由の多くはビジネス面や権利面の問題を防ぐことにありますが、自分としては音楽という表現を真っ直ぐに伝える・受け取るということも理由としてあっていいのではと思います。
とはいえ思い出に残したり拡散するには、やはり写真や動画が有効なのも事実だったりしますから難しいですね。
写真自体についても自分の中でこうという考えがまとまらないまま、暫くはいろんな意見に振り回されそうです。
皆さんはどうお考えでしょうか。
っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。
先日久しぶりにギャップ萌えを感じる瞬間がありました。
その日は少し体力を使ったため、甘いものでも食べようとスーパーのスイーツ売り場を散策しておりました。
何にしようか迷っていたところ、一人の男性が同じ売り場にやってきました。
長身な上なかなかに筋肉質な方だったので、こんなにストイックそうな人もスイーツが食べたいと思う日があるのかと勝手に安心しました。
何となく選ぶものが気になったので隣の飲み物コーナーに移動し様子を伺っていると、男性の方は真剣な眼差しで商品達を眺め始めました。
かなりお悩みなのか数分後には腕組みまで始め、人によって迷う事の大小は様々だと物思いにふけりそうになったその時。
小さめの抹茶パフェらしきものをスっとカゴに入れ、そそくさと立ち去って行かれました。
あれだけ悩みながらも商品を決めた瞬間光の速さで去っていくギャップ、そして最後選択したスイーツとのギャップ。
またその人にとってそれが贅沢なのかどうかすらわからない状況に笑えました。
ありそうで意外と珍しい日常の一コマに不思議な元気と食欲を与えられたその日。
自分は最終的にモンブランを選びました。
琴音です。
情報社会の昨今、SNSは日々多くのことを拡散するものですよね。
自分の数少ない友人の中には空いた時間の殆どをSNSで潰している人すらいます。
そんな友人にその日、話題になっているらしいちょっとした動画を見せられました。
内容自体は物騒なこともあるものだと思う程度でしたが、その中で撮影に関する内容が含まれており少し友人と話しました。
少し前にも写真を題材にブログを書いている私は、「その瞬間や被写体が魅力的で残しておきたいから写真を撮るんだよね?」と話しました。
ですが友人は、「本当に大事なら自分の目で見るし、少なくともそれを目の当たりにしている時間中カメラレンズ越し&撮ってばかりなんてしない。対象そのものより綺麗な写真を撮ることの方が重要なんだよ」と言い放ちました。
その友人自身も写真好きな人なので凄い言いようだなと思いつつ、やはり人によって感覚や考え方が違うのかなと感じた束の間。
ある記憶が急に思い起こされ、友人の発言と結びつきました。
自分が個人活動をしていた頃のこと。
目当てのアーティストの歌っている写真を撮影し、SNSに載せてプッシュするというのが応援方法の一つとして行われていました。
それ自体は今で言う飲食店の食べ物をSNSで載せるようなもので、当時自分のようにお客さんなど数人しかいなかった新人から一度のライブで何人もお客さんがくるベテランさんまで幅広いアーティストがお世話になっていました。
ですがあるフェスの日、あるアーティストさんのライブの時に出来事は起こりました。
その方は音楽性も然ることながら容姿も大変綺麗で、写真を撮られることもしょっちゅうでしたが、その日は特にライブ開始時からトーク中歌唱中とずっとカメラを向けている人が多めな日でした。
当人も少し思うことがあったのか、最後の曲を歌う時の前MCで「とても大切な曲なので、是非一度カメラを下ろして聴いてもらえると嬉しいです。」と話し歌い始めました。
今考えると、とても勇気のいる発言だったと思います。
今の時代にお客さんは神様論を呈したい訳ではありませんが、とても重要な存在なのは間違いなく、ましてやアーティストにとってはなくてはならない人達です。
当時の私は今以上に小心者だったので、そんなこと言ってしまって大丈夫なのかと本気で思いましたが、多少場の空気を変えてでも伝えたいことを素直に伝える姿は熱く勇ましく感じました。
そんなことを思い出し、それまでずっとカメラを向けていた人達は、どんな気持ちで撮り続けていたのだろうか。あの言葉を聞いて何を感じたんだろうかと悲しさに似た気持ちになりました。
今は自分を取り巻いている環境柄、ライブ時は撮影そのものを禁止している場合がほとんどです。
その理由の多くはビジネス面や権利面の問題を防ぐことにありますが、自分としては音楽という表現を真っ直ぐに伝える・受け取るということも理由としてあっていいのではと思います。
とはいえ思い出に残したり拡散するには、やはり写真や動画が有効なのも事実だったりしますから難しいですね。
写真自体についても自分の中でこうという考えがまとまらないまま、暫くはいろんな意見に振り回されそうです。
皆さんはどうお考えでしょうか。
っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。