成人式でした。 2022/05/04
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
私はというと、先日盛大にやってしまった靴擦れが、かさぶたになり痒い時期に突入しております。
下手に掻きむしるとろくな事がない、とはいえ痒みを止めるものがないというあるあるな葛藤。
こんな時、私はついつい痒いところを叩いてしまいます。
心做しか痒みは収まるのですが、あまり健康的な方法ではないので、もう少し平和的な解決方法を模索中です。
琴音です。
題名にもありますが、先日地元の成人式に行きました。
正直友達とはいつでも連絡できるし、行かなくてもな…と思う部分もあったのですが、折角の日だからということで地元に戻って参りました。
乗り気ではなくとも、いざ行ってみれば行ってみたで色々と感じることはあるものです。
ということで、今回は成人式の一日を記録代わりに書き留めたいと思います。
まず朝は着付けのため、ずっとお世話になっている「しょうへいの店」に。
メイクやヘアセット中、「メイクは大人っぽくしますね!」、「髪型は前撮りの時よりグレードアップしてるんです!」とにこやかな店員さん方。
レベルが高すぎるあまり、何を言えばいいのか分からず頷きっぱなしでしたが、華やかにして頂き気分が上がりました。
メイク&着付け後、急に写真を撮りたいと言い出す自分のわがままに付き合ってくださった皆さんと1枚。
着付けをしてくださった方にポージングをレクチャーして頂き、写真の画面外で見守ってくださっていた方々にも終始褒めちぎって頂き、地元の温かさが感じられました。
そして、チヤホヤされ放題の時間を後にし、一先ずご飯タイム。
ふざけているのかと思われそうですが、琴音母が至って真面目に汚れ対策をした結果がこちらです。
この状態でフォークに絡めたパスタを食べさせられ、どこか介護の感覚を味わいました。
そしてようやくと参加した成人式。
会場についた刹那、数年ぶりでほとんどの人の記憶がぼんやりしている上、マスクで半分以上顔が隠れ判別不能に。
ご時世柄、30分程度の式典が終わってもやっと数人の判別ができる程度です。
そんなハロウィンかよ状態の中、何とか友達を見つけるも不意に声をかけられた時の対処に迷いました。
挙句、声をかけられた際に無言でまじまじと顔を見つめ名乗ってもらうのを待ち続けるという戦法を編み出してしまいました。
(この方法はなかなかに有効でしたので、苦笑いされることを恐れないという方は是非)
そして段々と人の判別が出来るようになってくると、振る舞いや雰囲気の変わりように驚き、時折見せる昔と同じ表情に懐かしさを感じ始めます。
進学先で就職した人、まだ学生の人、まったり生き方を探している人、無鉄砲な若さを謳歌している人。
色々な人の話を聞く程に、感慨深さを感じました。
いつの間にか時間が経っていたんだな、私自身も数年前の学生時代を思い出す年齢になったんだな…などと月並みなことを考えてはまだ落ち着かない会場で呆けていました。
その時。
隣にいた友人がふと、「多分ここにいる人達の殆どにはもう一生会わないんだろうね、どこかで見かけたりしてもその時には他人として通り過ぎたりするんだよ」と言い始めました。
なんだかその言葉が妙に刺さりました。
確かに…。
「そうだよね」と返した後、友人の隣で暫く黙りこみました。
確かにこの時間が終わったら、友人達を除く殆どの人とはお別れなのだと、実感したのです。
知り合いというレベルでも無い、ただ同じ学校に通って、同じ学年という社会の中でなんとなく見知っていた人達。
愛着があるわけでもない、なんなら当時は苦手だった人すらいるこの空間。
故に涙が出たりなどせず、今後会えなくても別にどうってことはありません。
ただ、胸の中に染み渡るものがありました。
これで最後かもしれないんだ、いやきっと最後なんだろう、別にいいんだけど…。
そんな切ないようで柔らかいようで、でもどこか淡白にも感じられる不思議な感情が自分の中で強くなりました。
そして、式典も終わってあとは帰るだけなのに、写真はあらかた撮り終えたはずなのに、帰ろうとせずにまごついている皆を再度見渡しました。
まだだれも帰っていないようでした。
自覚していなくても、少なからず似たような気持ちを、ここに居る皆が感じているのだろうか。
待っていても何も起きないこの場所で、思いついたように〇〇保育園チームやら〇組チームやらを集めだし写真を取っていた人達も、気づけば暇を持て余しています。
「……そろそろ帰ろうかな…」
私の独り言に同調した友人1人と駐車場に向かう数百メートルは、ほんの少し長く感じました。
不思議な感情をまだ少し引きずりながら、
母の車に乗る、車が走り出す、さっきまで一緒にいた人達が窓を過ぎり、バックミラー越しに遠くなっていく、という一連の流れに身を任せる帰り。
とりあえず、来てよかったな。
単純な感想で、自分の中にある不思議な感情に区切りをつけた気がしました。
家に帰ってどっと増えたアルバムアプリの容量を確認する夕方。
そのうち忘れていくであろう、印象的な一日でした。
っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。
私はというと、先日盛大にやってしまった靴擦れが、かさぶたになり痒い時期に突入しております。
下手に掻きむしるとろくな事がない、とはいえ痒みを止めるものがないというあるあるな葛藤。
こんな時、私はついつい痒いところを叩いてしまいます。
心做しか痒みは収まるのですが、あまり健康的な方法ではないので、もう少し平和的な解決方法を模索中です。
琴音です。
題名にもありますが、先日地元の成人式に行きました。
正直友達とはいつでも連絡できるし、行かなくてもな…と思う部分もあったのですが、折角の日だからということで地元に戻って参りました。
乗り気ではなくとも、いざ行ってみれば行ってみたで色々と感じることはあるものです。
ということで、今回は成人式の一日を記録代わりに書き留めたいと思います。
まず朝は着付けのため、ずっとお世話になっている「しょうへいの店」に。
メイクやヘアセット中、「メイクは大人っぽくしますね!」、「髪型は前撮りの時よりグレードアップしてるんです!」とにこやかな店員さん方。
レベルが高すぎるあまり、何を言えばいいのか分からず頷きっぱなしでしたが、華やかにして頂き気分が上がりました。
メイク&着付け後、急に写真を撮りたいと言い出す自分のわがままに付き合ってくださった皆さんと1枚。
着付けをしてくださった方にポージングをレクチャーして頂き、写真の画面外で見守ってくださっていた方々にも終始褒めちぎって頂き、地元の温かさが感じられました。
そして、チヤホヤされ放題の時間を後にし、一先ずご飯タイム。
ふざけているのかと思われそうですが、琴音母が至って真面目に汚れ対策をした結果がこちらです。
この状態でフォークに絡めたパスタを食べさせられ、どこか介護の感覚を味わいました。
そしてようやくと参加した成人式。
会場についた刹那、数年ぶりでほとんどの人の記憶がぼんやりしている上、マスクで半分以上顔が隠れ判別不能に。
ご時世柄、30分程度の式典が終わってもやっと数人の判別ができる程度です。
そんなハロウィンかよ状態の中、何とか友達を見つけるも不意に声をかけられた時の対処に迷いました。
挙句、声をかけられた際に無言でまじまじと顔を見つめ名乗ってもらうのを待ち続けるという戦法を編み出してしまいました。
(この方法はなかなかに有効でしたので、苦笑いされることを恐れないという方は是非)
そして段々と人の判別が出来るようになってくると、振る舞いや雰囲気の変わりように驚き、時折見せる昔と同じ表情に懐かしさを感じ始めます。
進学先で就職した人、まだ学生の人、まったり生き方を探している人、無鉄砲な若さを謳歌している人。
色々な人の話を聞く程に、感慨深さを感じました。
いつの間にか時間が経っていたんだな、私自身も数年前の学生時代を思い出す年齢になったんだな…などと月並みなことを考えてはまだ落ち着かない会場で呆けていました。
その時。
隣にいた友人がふと、「多分ここにいる人達の殆どにはもう一生会わないんだろうね、どこかで見かけたりしてもその時には他人として通り過ぎたりするんだよ」と言い始めました。
なんだかその言葉が妙に刺さりました。
確かに…。
「そうだよね」と返した後、友人の隣で暫く黙りこみました。
確かにこの時間が終わったら、友人達を除く殆どの人とはお別れなのだと、実感したのです。
知り合いというレベルでも無い、ただ同じ学校に通って、同じ学年という社会の中でなんとなく見知っていた人達。
愛着があるわけでもない、なんなら当時は苦手だった人すらいるこの空間。
故に涙が出たりなどせず、今後会えなくても別にどうってことはありません。
ただ、胸の中に染み渡るものがありました。
これで最後かもしれないんだ、いやきっと最後なんだろう、別にいいんだけど…。
そんな切ないようで柔らかいようで、でもどこか淡白にも感じられる不思議な感情が自分の中で強くなりました。
そして、式典も終わってあとは帰るだけなのに、写真はあらかた撮り終えたはずなのに、帰ろうとせずにまごついている皆を再度見渡しました。
まだだれも帰っていないようでした。
自覚していなくても、少なからず似たような気持ちを、ここに居る皆が感じているのだろうか。
待っていても何も起きないこの場所で、思いついたように〇〇保育園チームやら〇組チームやらを集めだし写真を取っていた人達も、気づけば暇を持て余しています。
「……そろそろ帰ろうかな…」
私の独り言に同調した友人1人と駐車場に向かう数百メートルは、ほんの少し長く感じました。
不思議な感情をまだ少し引きずりながら、
母の車に乗る、車が走り出す、さっきまで一緒にいた人達が窓を過ぎり、バックミラー越しに遠くなっていく、という一連の流れに身を任せる帰り。
とりあえず、来てよかったな。
単純な感想で、自分の中にある不思議な感情に区切りをつけた気がしました。
家に帰ってどっと増えたアルバムアプリの容量を確認する夕方。
そのうち忘れていくであろう、印象的な一日でした。
っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。