Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

繊細に 2021/11/03

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
気温が不安定なこの頃。ちょっとした外出でも着る服に迷ってしまいます。
先日7分丈のシャツでリハに行った時、バンドメンバーの皆さんが思いのほか暖かそうな服を着ていて驚きました。
いつの間にか体感温度にすらズレが生じているようです。
風邪を引かないように気をつけなくてはですね。
琴音です。

最近、授業で音程や種類の違う色々な音を録音するという課題がありました。

最終的にはそれで音楽を作るのですが、その材料から自分で集めようという内容だったもので、自分なりに考えて入れ物のフタを開ける音やらチャックを閉める音やら、物を振ってみたり叩いてみたりと色々しながら録音しておりました。

結果、部屋で1人奇怪な動きをしている人になってしまいましたが、動かないと何の音も鳴らないので仕方ありません。

一通り録音し終わり、音を意識的に鳴らすというのも難しいなと思いながらスーパーへ買い物に行くことにしました。

すると不思議なことに、自分の耳がいつもより街の音に意識が向くようになっていました。

さっきまで音を鳴らすことに集中していたからでしょうか、街の音として一緒くたにしていた音の一つ一つがより明瞭に感じられるような何とも言えない感覚になりました。

そういえば、何もせず一人でじっとしていると音がならなかったなと、よくよく考えれば全て何かが活動しているからこそ音がなるんだと思いました。

今聞こえている音はどれも、何かが活動している証なんだと思うと、無機質な風に聞こえていた音やただ耳障りなだけだった音もどこか温かみがあるように感じました。

皆生きてるんだな…という謎の安心感。
(いや、分かりきっていることではあるのですが…)

未だ息苦しい雰囲気が残る昨今ですが、こんな時だからこそ考え方を少し変えるだけでも前向きになれるようです。

いい意味で繊細な生き方が出来た気がします。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。