Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

「翼をください」制作談 2021/05/19

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
寒暖差の激しい日々が続いておりますが、珍しく継続している筋トレと、はちみつ飴で健康を保っております。
特に、はちみつ飴は食べただけ喉が潤っている安心感があるので、気がつけば食べており口の中がとても甘いです。
甘党に生まれてよかった…。琴音です。


さて、先日の「翼をください」配信リリースから1週間が経ちました。
今回は先延ばしにしていた制作中の思い出を書いていこうかと思います。

まず、アレンジャーの川口圭太さん。
レコーディングの時に初めて直接お会い出来ました。声色のテンション感が明るめな物腰の柔らかい方で、そのお陰かちょっとした休憩の間にも濃ゆ目のお話をさせて頂きました。

中でも同じ音楽制作ソフトを使っていることで話が盛り上がり、アレンジの苦手な自分が色々と質問するのにも丁寧に答えてくださいました。

また、今回イントロから柔らかいサウンド感にして頂いたことで、MV撮影の際にも有難い効果がありました。

というのも、続くMV撮影に繋がるお話。
そもそもMVの撮影自体が夜明け前から朝方にかけてでした。
少々の気だるさと緊張感だけでなく、身が切れる程の強烈な寒さの中を薄着で撮影するという過酷な環境下で、筋肉が固まり、柔らかい雰囲気の曲にも関わらず眉間に力が入ってしまう癖を抑えきれないのではないかと心配でした。

そんな時はちょっとしたことに影響されてしまうので、イントロの音質が柔らかいというだけで気持ちや筋肉が和らぎ表情が作りやすくなったりするのです。

勿論撮影と制作は別の話なので、MV撮影の環境を考えて作られていた訳ではないのですが、個人的にはとても支えられました。

また、MV撮影時には監督の坂本あゆみさんとの関わりも印象深いものでした。
坂本さんには撮影前にも打ち合わせなどで何度かお会いしていたのですが、明るさに加えてどこか安心感のある雰囲気があり、お話になる内容の節々で物や人の良い部分に目を向けられる方なんだなという印象がありました。

そしてMV撮影時にも、目線などはあまり考え過ぎずに、向きたい時に向きたい方向を見てくださいとリラックスさせてくださり、撮影と撮影の隙間や休憩時間といった折々でも気にかけてくださいました。

その中でも特に記憶に残っているのが、撮影をスタートさせる時の掛け声。
内容が、というよりは掛け声の声質自体に柔らかさと程よい明るさがあり、とても素敵でした。

坂本さん自身気にかけていらしたのかは定かではありませんが、自分にとってはそれなりに重要なことでした。

同時に私は自分が思っているより周りの音や声質に影響を受けているんだなと少し驚きました。

また、その日のメイクさんが不思議な雰囲気を持った方で、要所要所で気分転換になる声掛けをしてくださったり、飼っているペットの写真を見せてくださったりしていたのも、テンションを保つ支えになりました。

それから撮る度に、もう1回頑張りましょう!!という、何処か「外周もう一本」的な部活感のある雰囲気になっていたのも良い要素でした(笑)

そんなわけで色々な要素が重なり、自分にとってはとても有難い機会になりました。

基本的にあまり自分が映っているMVは得意ではないのですが、今回の作品は自分にしては割と綺麗に表情作りが出来ているじゃないかという満足感もありました。

この機会で新しく実感出来たことや発見出来たことを、次回以降にも反映していければいいなと思いました。
日々成長しなくてはですね。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。