Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

地下の人達 2020/11/04

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
最近の私ですが、月曜日の一コマにお会いする先生に顔を覚えて頂けたようです。
元よりフレンドリーな先生なので、授業中に話しかけられたりすることはよくあるのですが、近頃、最初の出席確認の際にフェイントを使ってきます。

先生:「○○~」 ○○:「はい!」
先生:「△△~」 △△:「はい〜」
先生:「琴音〜……はいるな、うん。」
私 :「………(º º)???」

といった具合です。
1回の出席確認につき顔を覚えた数人の生徒に仕掛けてきます。返事をするかしないかの絶妙なタイミングで…いるな、というので面食らってしまいます。
最近は呼ばれることもなく出席確認が顔パス状態になっていることさえあります。
さほど目立つタイプでもないので、自分なんぞのことを覚えて頂けたのはとても嬉しいのですが…。
大体そういうのっておちゃらけた生徒とか快活な生徒にするものではないのですか?
今のところ私は3回連続でフェイントをかけられています。
どちらといえば嬉しい方の出来事なのですがやられ慣れていないもので…。
毎回、ちょっと焦ります。琴音です。

さて、先日、収録のため新潟へ行くことになり、久しぶりに新幹線乗り場のホームに行きました。
久しぶりといっても2週間ぶり程度ですが、前回はホームに行ってすぐ新幹線に乗り込んだので、あまりホームに長居する時間はありませんでした。
今回は新幹線が来るまでしばらく時間があったので、ホームでぼーっとしていると、新幹線が通り過ぎた向かい側のホームの断面が見えました。
色んな服を来た人達が荷物を抱えて移動したり新幹線を待ったりしているホームの下を、制服を来た従業員の人達が数人一組で移動していました。
そういえば、高校生だった頃は毎週毎週、東京と長岡を行ったり来たりしていて、新幹線の待ち時間はこういう光景をずっと見ていたなと思い出しました。
色々な服装を着た人がいる明るくて小綺麗なホームの数十センチ下で、同じ制服を着て灰色のコンクリートだけの狭い通路を列をなして歩いている小人のような人達。
縁の下の力持ちといいますが、こういう人達に支えられて日常のちょっとしたことは滞り無く行わているんだろうなと、実際こうして普段見えないところで色々な力が働いているんだろうなと、その光景を見る度におもっていたものです。
そして、私にはその光景がどこか絵本の世界のようで気に入っていました。
外が真っ暗になるまでやるべき事に追われてくたくたになった日でも、その光景をみると少し癒されていました。
習慣化された取るに足らないような記憶だったのでしばらく忘れていましたが、そんな大したことの無い記憶でも、いざ思い出してみると思いの外、感慨深いものです。
私と同じように最近住んでいる場所など自分の状況が変わった方は是非、気分転換にでも少し前のことをできるだけ細部まで思い返してみてください。
ちょっとした思い出と再開できるかもしれません。


っはい!!
今回はこの辺で終わります。
ご清覧ありがとうございました!
また来週。