Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

声色と言葉 2020/10/14

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
地元での米フェスが終了しました。
長丁場で体力の衰えを感じましたが、とても楽しい時間でした。
フェス後、最終で東京に帰るはずだった新幹線を1本巻けるかもしれないということになり、タクシーの運転手さんが頑張ってくださり、駅に着いたのが出発の3分前。走れば間に合うということでタクシー乗り場から駅の改札までギターと荷物を持って爆走しました。
意地で改札に着いたのは出発の2分前。このままならいけると思った次の瞬間、切符を持っているマネージャーさんが隣に居ないことに気がつきました。
振り返るとエスカレーターで前に乗っている人を追い越せないでいるマネージャーさんを発見。(お人好しかい…)
ただ走って疲れただけの自分に気がつき心の中でずっこけました。
新幹線には間に合いました。琴音です。

さて、そんな後日談は程々に。
米フェス終了からずっと、言葉について色々考えておりました。
ライブでは曲の歌詞はもちろんですが、トークなどでもどれだけ伝えたいことが伝えられるかが重要な部分になります。
私はというと、トーク能力がめっきり退化してしまっていて…。トホホ…。
話すのもたじだじでした。
今回ご一緒し拝見した方々はトークもまた言葉選びが絶妙で流石と思わざるを得ませんでした。
素晴らしい方と言うのはトークもまた素晴らしいのだなと…。
面白いことが沢山言えるかとか熱弁がふるえるかとかそういうことではなくて、その人の雰囲気が会場に伝染していく感じがすることが素晴らしいなと。
言霊とはよく言いますが、今回その言霊の一端を垣間見たような気がしました。

言葉とは面白いもので、言い方でも雰囲気を変えますが、その人がもつ声色でも雰囲気が変わります。
優しい声の人は空気が穏やかに流れますし、芯が強い声の人はバリバリした要素が入るので迫力が出ます。
そして必ずしも毎日どんな状況でも全く同じ声質の人は中々いないと思うので、自分自身の声を考えてみるだけでも面白いです。
例えば、私は真面目な話をするときは声の芯が勝手に強くなりますし、家族と笑い話をするときは普段より汚らしい声になります。
また、これはよく聞くことですが、緊張すると声が高くなったりもします。
なので、状況によっては喉を傷つけてしまったりするかなと思い、どんな状況でも一定の声色で話すように気をつけたりしていた時もありました。
これはこれで逆に自分の心持ちに影響したりもするのですが。

話が脱線しましたが、何はともあれ、声色と言葉選びが程よい具合な人は人を惹きつけるものだなと今回思ったのです。

言い方と声色の組み合わせで生み出されていく言葉のニュアンスは無限大です。
日本はただでさえ細かいニュアンスの違う単語や言い回しが多いですから、言葉の可能性は計り知れないものです。
言葉において豊かであることは素敵なことです。
人生18年の私はどれだけ使いこなせているのだろうか、これからどれだけ伝えられるようになるのだろうか、と物思いにふける今日この頃…。


っはい!!
まだまだ言い足りませんが、物思いにふけりすぎて眠くなってきたのでこの辺で。
ご清覧ありがとうございました。
また来週。