Kotone Note 琴音 すみっこ目せん

祝2ヶ月半 2020/08/12

皆さんいかがお過ごしでしょうか。
相も変わらず涼しい快適な部屋で過ごしております。
むしろ過ごしすぎて、時々外に出るとその暑さに秒でダウンしてしまいます。
そろそろ暑さ耐性をつけねばと身の危険を感じ始めました。
と言いつつ、運動の習慣は全くつかず三日坊主さえ夢のまた夢です。
そろそろちゃんと運動します。琴音です。


さて、東京に来てからはや2ヶ月半が経とうとしています。
学校が始まるのに合わせ上京したものでしばらくは日々を過ごすことに精一杯でした。8月から夏休みに入り、少しは穏やかに自分と向き合える時間ができました。
部屋の中でゴロゴロしながら、東京に来てからの日々を振り返っていて、自分にちょっとした変化が起きていることに気がつきました。

というのも、以前の私にとって東京というのは仕事に行くための場所。人も多くてガヤガヤした雰囲気が自分にはどうも合わない…という印象をずっと抱いておりました。実際、上京してみて電車の中など人が多いのは間違いないのですが、自分の住処や学校の周りが割と落ち着いた場所だったので、地元が少し進化したな…くらいの気分で慣れるのが早かったです。一重に東京と言っても色々な場所があるのだなと実感しました。

それから、人についても同じく。以前からライブなどで東京やその周辺に住む人達と関わることは少なくなかったので東京の人は冷たいという固定概念はかなり早いうちから無くなっていましたが、それ以上に考えさせられることも新たに出てきました。
この前美容院に行った際、散髪をして頂いた店員さんと音楽の話をしていました。その中で店員さんが「今はなかなか出来ないことだけど、以前は街の通りなどで楽器を弾きながら歌っている人を見かけると立ち止まるようにしていた、せっかく歌っているのに誰も立ち止まってくれないのは寂しいだろうから。」というような話をしていました。
いや…田舎者でもなかなか立ち止まりませんけどっ!!!めっちゃ優しいですねっ…と思いました。
そのことを店員さんに話したところ、東京の人も冷たい人ばかりじゃなくて色々な人がいることを知っていてほしいと。
先にも書いた通り、今の私には東京の人は冷たいという概念はあまりありませんでしたが、まさかド田舎の人間よりも心配りをなさる人がいるとは。。
本当に人とは色々な人がいる。それは場所ではなくあくまでその人の性格の問題なのだと、改めて感じました。
その店員さんにはずっとその優しさをもったまま生きていって頂きたいものです。

また、自分自身の変化も少しありました。
この前、電車から降りたあたりで目の前にいた小学生くらいの女の子がハンカチを落としてしまい、それに気づかないまま歩きつづけておりました。私は咄嗟にハンカチをとり声をかけたのでそのハンカチが落し物になることはありませんでした。よかったよかったと帰り道を歩いていた時、ふと思いました。
そういえば以前の私は目の前で落し物をした人がいた時、反射的にそれを拾い声をかけるという行動ができていただろうか。いや、毎度毎度、大して要らないものかもしれないだの、私の見間違いで声をかけたその人の物ではないかもしれないだのと理由をつけて、声をかけるのを尻込みしていたではないか。
そうして毎度毎度後になって、少しの人助けが出来たのにと悔やんでいたではないかと。頭よりも先に身体が動くようになれればいいのにとずっと思っていたではないかと。

上京してから一人暮らしの中で行動力が上がったのか、友達作りのために心を柔らかくする努力をしたのが実を結んだのか、知らず知らずのうちに自分もちょっとした心配りをすることが身についていたのかと自分の精神的な成長に少し鼻が高くなりました。
残り数百メートルの帰り道を少し胸を張って歩いた夕暮れ時はなんとも爽やかな心地がしたものです。

これらの発見は各々大した変化ではありませんし、半ば自己満足ではありますが、自分の中でなんとなく、胸に残った出来事でした。
ちょっとした周りの変化も自分自身の変化も、ふと気づけると明日からの生活が少し変わるかもしれません。
皆さんも一度、ほんの小さな変化に目を向けてみると、何か良い事があるかもしれません。是非お試しください。


っはい!
今回は少し長くなりましたが、この辺で。
(たまには長いのもいいですよね♨️)
ご清覧ありがとうございました。
また来週!